作文

投稿者: | 2008 年 4 月 25 日

作文の時間を思い返すと、非常に居心地の悪い思いをしたことがよみがえる。

・何を書いたらいいんですか?
・どう書けば先生にほめてもらえますか?
・終わったことで覚えていないんですけど...。
・みんなと同じようなことしか書けないんですけど、まねしてるっていわれますよね?

小学生のとき、疑問だらけの頭の中。

作文の時間が早く終わるのを待っていた。

帰ってから、無理やり原稿用紙を埋める。もう12時すぎている、なんてことが多々あった。

こんなことがいつまで続いたことだろう?

それがひょんなことから、読書に目覚め、同じ作者の本を何冊か読んだころから、変わった。


この作者なら、こんな風に書くんだろう、と考え書いてみる。
すぐに字数が埋まっていく。
お、これなら書けそう。
こう書けばもっと面白い、と書くうちに結構作文の時間は楽しいものになった。

それから国語の成績が教科の中で一番高くなった。

おかしなことに、相乗効果で他教科の成績も高くなった。

そんな経験から、成績をあげるには、国語、特に作文能力の向上が有効なのではないか、と密かに思っていた。

ネットでは、授業づくりネットワークの上条先生が、見たこと作文を提案されていた。

  1. 決めたテーマについて書く。
  2. 追究したことを書く。
  3. 発見を中心に書く。

子どもの「見る力」を育てるために、「見たこと帳」を毎日書くことが目標。

「したこと」から「見たこと」へと限定することによって、

  1. 誰にでも書ける
  2. 追究したことが全部書く材料になる
  3. 書式をそろえることができる
  4. 一斉指導を行うことができる

らしい。見たこと作文実践!作文研究会

したことではなく、見たことを書く。

慣れてきたら、クラス全体で同一の話題をテーマ(花、鳥、虫など)にする。

わからないところや、あいまいなところは、疑問形や質問に変えて、新しいテーマにする。

『見たこと作文』の部屋

「見たこと作文」システムと「総合的な学習の時間」との関連,山形大学大学院教科教育専攻社会科教育専修五十嵐 康著(『山形大学 研究集録99』所収)に詳しく書いてある

これは、作文指導の導入としていいのではないかと思う。

中級ぐらいになると、作文の書き方アドバイス – 森竹高裕先生が、参考になる。

が、やったことがなく才能があるのかないのかわからない私には、マンガはすぐには描けない。